お知らせ
夜のパン屋さん事業をNPO法人ビッグイシュー基金に譲渡しました
ビッグイシュー日本からのお知らせ
コロナ禍中に、路上での雑誌販売が困難になり、販売者や生活に困窮する人のもう一つの仕事をつくろうと始めた「夜のパン屋さん」。働く場をつくりながら、余剰のパンを販売してフードロス削減を目指す事業として、たくさんの方々からの応援をいただき、活動は4年目に入りました。
活動開始当初から、料理研究家の枝元なほみさん(ビッグイシュー誌面で「人生レシピ」連載/認定NPO法人ビッグイシュー基金の共同代表)がプロジェクトリーダーとしてかかわり、今も参加するパン屋さんは増え続けています。
そして夜のパン屋さんは、ホームレス経験者だけでなく、ひきこもりでブランクがある人や、フードロス削減に取り組みたい人など、さまざまな人たちが混ざり助け合いながら働く場に育ってきました。
また、一昨年(22年)11月から昨年(23年)12月まで、MINIジャパンのご協力のもと、樹齢100年の欅の木に擁かれた古民家「けやきの森の季楽堂」で「夜パンB&Bカフェ」を毎月開催してきました。老若男女問わず人々が集まる場になり、おいしい食べ物を味わいながら、同じ時間やスキル、物品などシェアする喜び(捨てない未来)を感じられる居心地のよい空間が生まれました。
2024年1月からは、「貧困問題の解決と、誰にでも居場所と出番のある包摂社会」の形成を目指す、認定NPO法人ビッグイシュー基金の事業として展開しています。さらに多様な人々が参加し、ともにフードロスやホームレス・貧困の問題について考え、多彩なアクションを起こしていく運動へと繋がっていくことを願っています。
今後とも「夜のパン屋さん」をどうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人ビッグイシュー基金(https://bigissue.or.jp/)
夜のパン屋さんHP(https://yorupan.jp/)