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No.391

“あたりまえ”になる、働き方

コロナ禍によって在宅ワークが増え、働き方を考え直し、変える機会がやってきた。これまでは「9時に出社、週5日のフルタイム勤務+残業」があたりまえの働き方だったけれど、じつはコロナ以前から、さまざまな働き方に挑戦している企業がある。 たとえば、30年前の創業時よりワークシェアリングを導入、スタッフ全員時給制、自由出勤制を取り入れてきた「株式会社エス・アイ」。起業を目指す若い人のために「週休4日制の正社員制」を採用している「株式会社ナレッジソサエティ」。“世界中の人を魅了する会社を創ること”を目指し、上司と部下の垣根がないフラットな組織として、社員が自由に時短勤務やテレワークを行う「株式会社アトラエ」。 メンバーが気持ちいい働き方を模索し、時間や場所、休暇を会社の存続や成長につなげている3つの企業を取材した。それが“あたりまえ”になる時がやってきている。

30年前から、自由出勤でワークシェアリング
エス・アイ 今本 茂男さん
起業を目指す若者へ「週休4日制」の提案
ナレッジソサエティ 久田 敦史さん
仲間とチームで、上下なく、働く場所も時間も自由
アトラエ 新居 佳英さん

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー ローラ・ダーン
13歳でデビューし、役者キャリアは約40年。80年代からデヴィッド・リンチ作品や「ジュラシック・パーク」シリーズで知られるローラ・ダーンが、ついに今年オスカーに輝きました。アカデミー賞助演女優賞を獲得した映画『マリッジ・ストーリー』で演じた離婚調停の弁護士役にちなみ、自身の家族観、女性の尊厳について語ります。
リレーインタビュー・私の分岐点木村 友祐さん
2009年『海猫ツリーハウス』で第33回すばる文学賞を受賞しデビュー。その後、数々の話題作を発表し、最新刊『幼な子の聖戦』が芥川賞候補にもなった作家の木村友祐さん。  木村さんにとって人生の分岐点となったのは「猫と暮らし始めたこと」。おつれあいの会社の敷地に捨てられていた子猫が突然家にやってきて世話をするうち「人は知らぬ間に自分が生き物であることを忘れ、生産性にとらわれて無理なライフスタイルに埋没してしまう」ことに気づいたと語ります。

国際記事

豪州・カンガルー島、森林火災で9割のコアラ犠牲
気候変動の影響で、昨年9月頃よりオーストラリアを襲った未曾有の森林火災では、人命や家屋だけでなく多数の動物も犠牲となりました。コアラの生息地として有名なカンガルー島では、約5万頭のうち生き残ったのは1〜2割。治療して植林地に帰すべく、地元の人たちや全国から集まった飼育係、獣医が奮闘しました。
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連載記事

ふくしまから
福島第一原発の「汚染水」、海や大気中へ放出処分?
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アホでもスカでもない経済政策を求めて
コミック マムアンちゃん
ウィスット・ポンニミット
ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
長期休校で友達の大切さがわかりました ☆ バナナ・ドーナツ ☆
ビッグイシューアイ:HSP。人の気持ちを強く感じ、感覚が過敏な人 串崎 真志さん
4人に1人いるとも言われる“繊細な人(HSP)”。人に気を使いすぎ、感覚が過敏なことで、生きづらさを感じることはありますが、豊かな感受性や人を思いやる力もある人たちです。心理学者でHSP当事者でもある串崎真志さん(関西大学文学部教授)に話を聞きました。
宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ
都会の小鳥が早口になっている?

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