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進まない震災復旧。冬、春、夏をこえた奥能登から
今も「半孤立集落」が残る珠洲市。13ヵ所の避難所を残し、物資提供と自衛隊活動終了後も入浴の支援などが必要な輪島市。元日の地震から8ヵ月、大きく復旧が遅れている奥能登の今は? 過疎や地理的な条件に加え、原発の問題もありました。
NPO「ピースボート災害支援センター(PBV)」は、能登半島地震直後から、珠洲と輪島に拠点を設け、避難所や在宅避難者へ物資支援や生活水の供給、洗濯支援などを続けてきました。「半孤立集落」の珠洲市大谷地区など、市内5ヵ所で地域支援拠点の運営などを担う大塩さやかさん、ピーク時約1万3600人が避難所にいた輪島市で、物資や入浴の支援、避難所での支援調整を担う辛嶋友香里さんに話を聞きました。
また、1970年代から約35年間の反対運動で計画が中止された珠洲原発。計画地だった地区は今回の地震の影響で1〜2mも隆起しました。珠洲原発を止め、現在も志賀原発の廃炉運動をすすめる北野進さんに、2つの原発の話を聞きました。
いずれも、ジャーナリストの藍原寛子さんが現地取材しました。
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