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No.110

一人の人間は無力か? ヒト、クマ、森、生命の水の物語

すべてのはじまりは、兵庫県尼崎市「武庫東中」の中学生たちだった。1992年1月、ツキノワグマ捕獲禁止のための署名活動を始めた生徒たちが、兵庫県知事に直訴し、94年兵庫県でのツキノワグマの狩猟を禁止させた。 当時、理科教師だった森山まり子さんはその後、各地の奥山を訪ね、拡大造林や過剰な開発などで荒廃した奥山を放置しておけば近い将来崩壊すると確信し、97年に「日本熊森協会」を立ち上げた。 「日本熊森協会」は、そんな奥山の保全と森の復元活動をしている。さらに05年、奥山を手つかずのまま保全するためには、もはや市民が森を買い取っていくしかないと、NPO法人「奥山保全トラスト」を立ち上げた。中学生の胸の痛みから、広大な奥山の買い取り運動に発展した「ヒトとクマと森と生命の水の物語」を、会の会長の森山まり子さん、若い後継者の室谷悠子さんと安部真理子さん、そして、奥山の研究者である主原憲司さんに聞いた。 新春におおくりする、106号に続く、森の特集第2弾。 。

すでに1266 ha、日本の水源地・奥山を買い取る   日本熊森協会、17年間の挑戦と未来へのメッセージ
― 森山 まり子さん

電化という豊かさの幻想をつきぬける「非電化生活」
― 安部 真理子さん

奥山から生物が消えていく。奥山破壊、駆除、そして温暖化
― 主原 憲司さん

“トラストの土地、開発できない”法律をつくりたい
― 室谷 悠子さん

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■ホームレス人生相談
現在5ヵ月になる娘がいます。私の両親は、初孫を激愛してくれていますが、夫の実家は対照的。近くに住んでいながら、会いに来てくれたのは、出産時とお宮参り、お食い初めの3回のみ。それもこちらから「来てください」と頼んで来てくれた感じで、とても寂しかったです。今後のつき合い方について、アドバイスをいただきたいです。(32歳/主婦)
「信頼」かるた

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