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爆めし礼賛、ごはんを復権する
2007年、日本人は主食のお米を1日に約168グラム(1・1合)しか食べなくなった。これは1960(昭和35)年の米消費量の約半分にすぎず、短期間にこれほど食生活が変化した国はないといわれる。 今、世界的な人口増加と食料不足が予測される中、日本では1955年を境に、食卓から伝統的な食事が姿を消し、生活習慣病が増え、さらに食料自給率も4割と低下した。 そこで、食欲の秋を前に、ごはんを楽しみながら、お米の復権について考えたい。 まずは、料理研究家の枝元なほみさんに、ご飯が主役の簡単レシピ「爆めし」をつくってもらった。また、伝統的な穀類中心の「素食」を提唱する幕内秀夫さんからエッセイ「きれいと元気をつくるごはん」が届いた。 さらに、米作りの現場を取材。九州・南阿蘇の大津耕太・愛梨さん、栃木県の粂川米子さん、「ぶった農産」の佛田利弘さんに、お米と農業の話を聞いた。ビッグイシュー「食」の第3弾!
野蛮な力強さも、ときには必要なんじゃないかしら
― 枝元なほみさんの"爆めし"
(エッセイ)きれいと元気をつくるごはん
― 幕内秀夫さん
メシ食べ放題!"お米つき住宅"ができたらいいね
― 大津耕太・愛梨さん
稲の花が咲くとき、「日がよく照って、風よ、吹かないで」と祈る
― 粂川米子さん
米作りを支え、新規就農を可能にする、新しい資金調達のしくみ
― 「ぶった農産」佛田利弘さん
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- YOUR ISSUE ― 読者のオピニオン
FROM THE STREET ― 街角と販売者
■コミック エモ!言われん 「過ぎるとなると…」
■路上から
■今月の人
日高進さん(大阪・なんば高島屋前)
ボールを追いかけているうちに仲間たちとの輪ができて、気持ちも前向きになってきた
FROM EDITORIAL 編集後記
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