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No.129

さあ、日本のリュウに会いに行こう

日本人には“恐竜”好きが多い。 恐竜が生きていた頃、日本はアジア大陸と陸続きだったにもかかわらず、化石は見つからないといわれていた。しかし、1968年、いわき市で日本初の首長竜(くびながりゅう)フタバスズキリュウが、1978年最初の恐竜モシリュウが岩手県で発見された。85年には、石川県の中学生が肉食恐竜の歯を見つけ、2000年にはお隣の福井に県立恐竜博物館が設立された。古生物の化石発見や研究には、若いアマチュアの協力が大きな力となっている。当時高校生でフタバスズキリュウを発見した鈴木直さん、それを新属新種「フタバサウルス・スズキイ」として学名をつけるため尽力した研究チームの佐藤たまきさん、フクイリュウなどで有名な福井県立恐竜博物館館長の東洋一さん、そして2006年鹿児島でサツマウツノミヤリュウなどを発見した宇都宮聡さんに、化石発見や研究のおもしろさと楽しさ、そして未来の恐竜研究などについて聞いた。

フタバスズキリュウの発見!
少年の努力と情熱が白亜紀の「小さな窓」を広げた
― 鈴木 直さん

「フタバサウルス・スズキイ」 06年5月、38年かかって学名登録
― 佐藤 たまきさん

フクイリュウ、フクイラプトル発掘、よみがえる恐竜時代の痕跡
― 東 洋一さん

サツマウツノミヤリュウ、シリンゴポーラ・ウツノミヤイ……大発見の数々。
― 宇都宮 聡さん

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