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原発よ さようなら― 市民がつくる賢い電力網
現在、日本には54基の原子力発電所があり、そのうちの福島第一原子力発電所が大事故を起こした。いまだ事故の収束が見えないなか、地震のリスクを想定して浜岡原子力発電所は一時、停止された。いったい原子力発電所は、どれぐらいのリスクをかかえているものなのか?本当に原子力発電所がなければ、電気は足りなくなるのか?そこで、小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)と田中優さん(未来バンク事業組合理事長)にお話を伺った。原子力の可能性に憧れて研究の道に進みながら、原子力のもつ危険に気づいて、40年間、原子力発電所の廃絶を訴えてきた小出さんは言う。「原子力からは、簡単に足を洗える。原発だけはやってはいけない」と。田中さんは言う。「電力が足りないのは、1年のうち、夏場・平日・日中の数日、合わせて10時間だけ。原発がなくても、十分やっていける」。そして「すぐにでも実現可能な、市民がつくる賢い電力網(スマートグリッド)」の構想を語る。福島で起こった絶望的な事態は乗り越えられるのか?今、この事故で被害をこうむっておられる方々に、私たち一人ひとりが、どのように向き合えるのか?これから私たちが原発とその事故に、どう立ち向かうのか?そのスタートになることを願って……。
事故起これば、国が破産する。
いま、考える!人間にとっての原子力とは?
― 小出裕章さんに聞く
原発はなくても大丈夫。
「エネルギーの民主化」と「スマートグリッド」の時代。
― 田中優さんに聞く
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BACKBEAT(映画・音楽)
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- ■ホームレス人生相談 一生つき合う病気をかかえ、不安でたまりません。
- 身体の具合が悪かったので病院に行ったところ、ある病気が見つかりました。完治するものではないそうで、この先、一生つき合っていく必要があるそうです。ゆっくりと徐々に進行するそうなので、今は大きな苦痛はないのですが、将来を考えると不安でたまりません。どうやって生きていけばいいのか悩んでいます。(20代/会社員/女性)
- YOUR ISSUE ― あなたのオピニオン
FROM THE STREET ― 街角と販売者
■コミック エモ!言われん 顔の力
■路上から
■今月の人
フィリピン『Jeepney』誌の販売者 アティ・メリー
FROM EDITORIAL 編集後記
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