最新号・
バックナンバー

No.174

アジアで。原発と市民

今、アジア各地では、市民の原発反対運動が続いている。福島第一原発の事故で、原子力発電所の安全神話が揺らぎ、世界的に脱原発の動きが高まりつつある。にもかかわらず、アジアでは、「事故責任」ある日本をはじめ欧米、ロシア、韓国が原発輸出を競っている。あたかもアジアが原発建設の草刈場のように、建設計画が目白押しになっているからだ。そこで、福島の事故を受けて、急きょ日本で開催された「ノーニュークス・アジアフォーラム2011」(7月30日~8月6日)に参加の、韓国・台湾・インドネシア・フィリピン・タイ・インドの市民のみなさんに、各国の状況をインタビューした。また、原発輸出の日本の状況について田辺有輝さんに、さらに、上関原発に反対する「長島の自然を守る会」の高島美登里さんにその運動の今を聞いた。福島の事故がなければ、ストレートに、アジアで原発建設はすすみ、アジア全体が放射能汚染エリアになりかねなかったのではないか?今、私たちとアジアの市民たちとのつながりを考えたい。

原発をなくす。アジアの市民は手をつなげるか?
高まる日本の自然エネルギー技術力への期待
韓国・台湾・インドネシア・フィリピン・タイ・インドの人々の声を聞く

瀬戸内の「奇跡の海」を守りたい。
中電が分断したコミュニティの修復がカギ
上関原発に反対する「長島の自然を守る会」の高島美登里さんに聞く

アジアへの「原発輸出」をとめたい。原発輸出の5つの問題点
―田辺 有輝さん

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー 浜矩子
グローバル市民の出番。市民共同体から社会へ
リレーインタビュー・私の分岐点お笑い芸人 狩野 英孝さん
コンプレックスをプラスに考えられるようになった。短所と思ってきたことが、個性になって光ることもある

国際記事

ラジジとマイナ。
新生南スーダン、盲目の少年の明日へと続く道
WORLD STREET NEWS 世界短信
*チュニジア、革命をリードする独立労働組合
*ブラジル、「放課後学校」で“模擬妊娠”授業
*中国、新世代農民工は都会志向
ノーンギシュの日々 滝田 明日香
息子が「チョウセンアサガオ」の毒物中毒に その2

国内記事

創刊8周年へのメッセージ
「ビッグルーフ」誕生!「ともに生きよう。3.11」

BACKBEAT(映画・音楽)

CDレビュー 浅井 博章
実力で人気沸騰、メジャーデビューの3組
SEKAI SOLD OUT OWARI、SOLD OUTVELS、2 CELLOS

テレビうらおもて 伊藤 悟
今こそ多彩で挑戦的なドラマづくりを

ひぐらし本暮らし 岡崎 武志
『食いしん坊』小島政二郎

COOKING 枝元なほみ
しいたけとしし唐の肉詰め

連載記事

共に生きよう!東日本 被災地から⑩
「社会」とデスマッチ。一瞬一瞬つづく痛みと闘っている作家、大野更紗
原発ウォッチ! 伴 英幸
核の平和利用という考えがやっと変わった
自閉症の僕が「生きていく風景」 東田 直樹
絵の具で色を塗っている時、僕は色そのものになる
世界の当事者になる 雨宮 処凛
「悲しむ力」
■ホームレス人生相談 オーケストラ部に男子が入部してくれません
高校でオーケストラ部に入っているのですが、男子の入部希望者がいなくて悩んでいます。大きな楽器は男子に向いているし、演奏会の準備では男手が必要な場面もあります。男子がいた方が部の雰囲気もよくなると思うのですが、どうしたらオケの魅力を男子にアピールできるでしょうか?(10代/女性/高校生)

バックナンバー

バックナンバーも購入できます。販売者におたずねください

メールで更新通知を受け取る