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No.284

スローなジャーナリズム

インターネットやツイッターの影響で"即時性・短文化"が浸透するかのようなメディアの世界。だが、その一方で“スローで長文化”という骨太なメディアが盛り上がりつつある。
2011年に英国で発刊された雑誌『Delayed Gratification』は、3ヵ月ごとに事象を掘り下げ、"意味"を報道。オランダ発の『De Correspondent』は、「政治イデオロギーではなく理想を追求する」「利益よりもジャーナリズム」「読者ではなく参加者」をモットーとして掲げ、年間購読料の60ユーロを支払って、4万人以上が参加する。ニューヨーク発の『Narratively』は、12年に創刊、毎週決めたテーマのもと、毎日1本ずつオリジナル長文記事を更新、現代の千夜一夜物語を報道している。
また、米国人ジャーナリスト、ポール・サロペックは、アフリカから南米まで、人類拡散の道のりを徒歩で7年かけて"歩くジャーナリズム"を実践中だ。
さらに、欧米のスローなジャーナリズムの"今"もレポート。

TOP INTERVIEW

スペシャルインタビュー ブリー・ラーソン
リレーインタビュー・私の分岐点小林 幸子さん
デビューした年に、故郷で大地震。「生きるためにも歌わなければいけない」これで最後と覚悟決めた”おもいで酒”

国際記事

ニュースの終結を伝え、意味を報道
――英国の雑誌『Delayed Gratification』
イデオロギーより理想、利益よりジャーナリズム、読者から参加者へ
――オランダのニュースサイト『De Correspondent』
ニュースを発掘、21世紀の「千夜一夜物語」"
――米国ニュースサイト『Narratively』
歩くジャーナリズム、「出アフリカ」3万3千キロの軌跡
――米国人ジャーナリスト、ポール・サロペック
(コラム)長文で質の高い物語への渇望。欧米スロージャーナリズムの台頭
アイ・ウェイウェイの「メイドインチャイナ」の真実
WORLD STREET NEWS 世界短信
カナダ、献血する権利を求め立ち上がったゲイ男性たち
米国、核兵器廃絶訴え、35年間座り込み続けた女性
ドミニカ共和国、激しい干ばつを引き起こした「エルニーニョ・南方振動」
ドイツ、難民たちが起業家精神をもたらす

国内記事

(コラム)3人に1人が年収150万円以下
監督インタビュー
『風の波紋』
小林 茂監督
ワンダフルライフ
見上げて70年、南半球の星空で「自分は宇宙人」を実感
――藤井 旭さん
シリーズ 私が家を出た日
第一回 あの日、あのとき、をビッグイシュー販売者に聞く ーあの日から17年、人生の底を見た

連載記事

原発ウォッチ!
―― 電力会社は全原発の廃止にそなえ経営戦略を
浜矩子の新ストリート・エコノミクス
―― 野党のお仕事は批判すること
雨宮処凛の活動日誌
―― 若者の覚醒
ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
小さな子を見かけ、つい声をかけてしまうと、家族から注意されます(72歳/男性)ネパール・チトワン公園式ラーメン
ビッグイシューアイ
最も進んでいる若い女性の "非正規化”
――小杉 礼子さん

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