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スローなジャーナリズム
インターネットやツイッターの影響で"即時性・短文化"が浸透するかのようなメディアの世界。だが、その一方で“スローで長文化”という骨太なメディアが盛り上がりつつある。
2011年に英国で発刊された雑誌『Delayed Gratification』は、3ヵ月ごとに事象を掘り下げ、"意味"を報道。オランダ発の『De Correspondent』は、「政治イデオロギーではなく理想を追求する」「利益よりもジャーナリズム」「読者ではなく参加者」をモットーとして掲げ、年間購読料の60ユーロを支払って、4万人以上が参加する。ニューヨーク発の『Narratively』は、12年に創刊、毎週決めたテーマのもと、毎日1本ずつオリジナル長文記事を更新、現代の千夜一夜物語を報道している。
また、米国人ジャーナリスト、ポール・サロペックは、アフリカから南米まで、人類拡散の道のりを徒歩で7年かけて"歩くジャーナリズム"を実践中だ。
さらに、欧米のスローなジャーナリズムの"今"もレポート。
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー ブリー・ラーソン
- リレーインタビュー・私の分岐点小林 幸子さん
- デビューした年に、故郷で大地震。「生きるためにも歌わなければいけない」これで最後と覚悟決めた”おもいで酒”
国際記事
- ニュースの終結を伝え、意味を報道
- ――英国の雑誌『Delayed Gratification』
- イデオロギーより理想、利益よりジャーナリズム、読者から参加者へ
- ――オランダのニュースサイト『De Correspondent』
- ニュースを発掘、21世紀の「千夜一夜物語」"
- ――米国ニュースサイト『Narratively』
- 歩くジャーナリズム、「出アフリカ」3万3千キロの軌跡
- ――米国人ジャーナリスト、ポール・サロペック
- (コラム)長文で質の高い物語への渇望。欧米スロージャーナリズムの台頭
- アイ・ウェイウェイの「メイドインチャイナ」の真実
- WORLD STREET NEWS 世界短信
- カナダ、献血する権利を求め立ち上がったゲイ男性たち
米国、核兵器廃絶訴え、35年間座り込み続けた女性
ドミニカ共和国、激しい干ばつを引き起こした「エルニーニョ・南方振動」
ドイツ、難民たちが起業家精神をもたらす
国内記事
- (コラム)3人に1人が年収150万円以下
- 監督インタビュー
- 『風の波紋』
小林 茂監督 - ワンダフルライフ
- 見上げて70年、南半球の星空で「自分は宇宙人」を実感
――藤井 旭さん - シリーズ 私が家を出た日
- 第一回 あの日、あのとき、をビッグイシュー販売者に聞く ーあの日から17年、人生の底を見た
連載記事
- 原発ウォッチ!
- ―― 電力会社は全原発の廃止にそなえ経営戦略を
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- ―― 野党のお仕事は批判すること
- 雨宮処凛の活動日誌
- ―― 若者の覚醒
- ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
- 小さな子を見かけ、つい声をかけてしまうと、家族から注意されます(72歳/男性)ネパール・チトワン公園式ラーメン
- ビッグイシューアイ
- 最も進んでいる若い女性の "非正規化”
――小杉 礼子さん
- 読者のページ My Opinion
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イタリア、『スカルプ・デ・テニス』誌販売者 モニカ
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