最新号・
バックナンバー

日本は今や、貧国大国。格差社会の象徴、"若者、シングルマザー、高齢者、単身者、非正規労働者"が、貧困に陥ったのはなぜか？　20年以上にわたって追い続けてきた橘木俊詔さんは、豊富なデータをもとに日本の状況を分析している。そこで、橘木俊詔さんに「日本の貧困、その格差と不平等をなくすための方策」について聞いた。
また、富裕層や多国籍企業に税逃れのしくみを提供する「タックスヘイブン」は"巨大なビジネス"となり、世界のGDPの3分の1、2100兆円～3200兆円の富を蓄えているという。そこで失われた税収は、一般市民への「増税」として重くのしかかる。貧困・格差を生み出す最大の原因の一つタックスヘイブンについて、合田寛さんにインタビュー。さらに、この問題に取りくみ、具体的な成果をあげる世界の市民活動も紹介する。
21世紀の不平等をなくしていくための、第一歩を踏み出したい。