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No.310

おーい 里山

保護・保全すべき地域「生物多様性ホットスポット」(世界36ヵ所)の一つに指定されている日本。その重要なポイントが里山だ。 そんな里山を守るために活動するのが、岩手県一関市にある「知勝院」。1999年、日本で最初に里山保全のための「樹木葬」を発案、管理放棄された人工林の里山、棚田などをよみがえらせ、好きな低木を選んで墓標とする。
「NPO法人 トージバ」(千葉)は、竹林が放置された結果、里山に侵入し樹木を枯らす"竹害"に対して、「竹テント」などを開発し、竹林再生の活動をすすめている。
一方、「NPO法人 東京里山開拓団」(東京・八王子)は、人が里山を持続的に活用できることを目指し、荒れた山林の再生と同時に児童養護施設の子どもたちの活動の場をつくっている。
里山が萌黄色に染まる春、身近な自然とのつき合い、参加を考えたい。

"樹木葬"。墓標はヤマツツジなどの低木 生物多様性を再生するサンクチュアリに 知勝院 千坂げん峰さん ※「げん」はやまへんに彦の旧字体
竹テント、竹のピラミッドやジャングルジム…押し寄せる竹を活用する空間づくりへ トージバ「竹林再生プロジェクト」
山林の荒廃、親と暮らせない子ども支える 二つの課題に、一石二鳥の貢献 東京里山開拓団 堀崎茂さん

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