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夏、雲をつかめ
青い空に湧き立つ入道雲。梅雨が明ければ、本格的な夏。見上げれば浮かんでいる「雲」は、最も身近な自然です。人々は、昔から四季折々の雲の美しさに魅了され、天気も予測してきました。
“雲の中で起こっていること”に興味をもち雲の研究者になった、荒木健太郎さん(気象研究所予報研究部研究官)は、地球上の熱バランスと水のめぐりに大きな働きを果たす雲の謎や正体に迫りながら、「災害ゼロの未来」をめざしたいと言います。
日本で唯一の「ストーム・チェイサー」(嵐の追跡者)である写真家の青木豊さんは、雷や嵐を呼ぶ雲などを撮影。人に被害を与えることもある自然にあえて「スポットライトを当てて、自然のパワー、地球の生きた姿を表現したい」と言います。
「雲」について知ることは、人の生物本能と感性を覚醒させることにもなるでしょう。
今年の夏、雲を眺め、雲の声を聞き、雲をつかみたい。
雲を見分ける。
虹色に染まる雲、嵐を呼ぶ雲
荒木 健太郎さん
(コラム)意外と当たる!「観天望気」
撮影は「自然との知恵比べ」。
伝えたい、"地球が生きている"こと
ストーム・チェイサー 青木 豊さん
(コラム)雲を追いかける鳥 エミュー
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『ビッグイシュー オーストラリア』販売者 ブルーイ
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