最新号・
バックナンバー
¥ 350
台風最前線
台風の季節がやってくる。
1950年代までは1000人以上亡くなる台風被害が頻発した。けれども1959年の伊勢湾台風を境に死者・行方不明者は100人を超えることがほぼなくなった。これは台風予報の精度が飛躍的に向上した結果だ。
しかし、今も台風発生のメカニズム、台風が急激に発達する理由などについては多くの謎に包まれている。そんな謎の一つ、台風の強さの“正解”を求めて、17年10月、鹿児島空港を飛び立った飛行機は台風21号の目の中に侵入、日本初の“中心気圧の直接観測”に成功した。
このような台風研究の最前線を知るため、3人の新進気鋭の台風研究者に取材した。筆保弘徳さん(横浜国立大学准教授)には「日本に来る5タイプの台風」、山田広幸さん(琉球大学准教授)には「日本初の台風飛行機観測の成果」、伊藤耕介さん(琉球大学准教授)には「強め合う台風と海の関係」などについて聞いた。
台風を知り、減災対策に役立てたい。
台風は日本のどこにでも来る時代になった
温暖化で数は減るが、強くなる!?
筆保 弘徳さん
台風の目に入れますか? 行ってみましょう!
直径90㎞、同時に見えた青空と青い海
山田 広幸さん
海上では生き続ける台風
大気と海洋の相互作用を数値シミュレーション
伊藤 耕介さん
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー ヤリッツァ・アパリシオ
- 演技経験ゼロ、先住民族系の俳優として初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされたメキシコ出身のヤリッツァ・アパリシオ。『ROMA/ローマ』で世界を魅了したアパリシオの演技は、持ち前の才能と監督の手法に裏打ちされたものです。インタビューでは、オーディションの裏話から米国・メキシコ関係までが語られ、アパリシオの落ち着きと温かい人柄が伝わってきました。
- リレーインタビュー・私の分岐点東ちづるさん
- 会社員生活を経て、芸能界入り。ドラマや映画、ラジオのほか、講演や執筆などでも活躍を続ける東ちづるさん。2012年には、誰のことも排除しない“まぜこぜの社会”の実現を目指す一般社団法人「Get in touch」も設立されました。そんな東さんの人生の分岐点は、ある日、テレビ番組に出演した17歳の白血病の男の子を見かけたことでした……。
国際記事
- キタシロサイ、地球最後のオスが逝く 種が絶滅しても希望まで絶やしてはならない
- 絶滅を防ぐために自然交配を願い、チェコの動物園からケニアのサバンナへと移送されたキタシロサイ4頭。そのうちオスの最後の一頭となったスーダンが、2018年3月に息を引き取りました。米国の写真家アミ・ヴィタルはカメラとともに最後を看取りました。
- WORLD STREET NEWS 世界短信
連載記事
- 原発ウォッチ!
- ―― 復興庁配布の冊子『放射能のホント』のウソ
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- ―― 今風を褒められて困惑する日本国政府
- 雨宮処凛の活動日誌
- ―― 東京駅「#MeToo」フラワーデモ
- ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
- 新入社員が目立ち、自分が評価されていないと感じる☆野菜の揚げ浸し☆
今回のお悩み相談は、20代男性の方から。「入社2年目の会社員ですが、入社1年目の社員が目立ち、自分の働きが評価されていないように感じます」。これに販売者さんは「一旦、その考え方から離れてみませんか」と視点を変えてみることを提案。枝元さんからは「野菜も人も持ち味それぞれ」と“野菜の揚げ浸し”をご紹介します!
- 読者のページ My Opinion
今月の人
『ビッグイシュー 韓国版』販売者 イム・サンチョル
FROM EDITORIAL 編集後記
記事広告
バックナンバー
バックナンバーも購入できます。販売者におたずねください
『災害 』に関連したバックナンバー
『空 』に関連したバックナンバー
478 号(5/1 発売)
「はやぶさ2」。リュウグウの石は語る
2014年12月3日に旅立った「はやぶさ2」は、直径約900m の小惑星リュウグウへの約6年の旅を終えて、20年12月6日に帰還しました。
橘省吾(たちばなしょうご)さん(東京大学大学院理学系研究科宇...
442 号(11/1 発売)
幸せ呼ぶ、子育て支援
いま、日本の出生率は1・30(2021年)。これが最も低かったのは2005年の1・26。最高は団塊の世代が生まれた第1次ベビーブーム(1947~49年)の4・3~4・5だった。
子育て支援の役割は「次...
『海 』に関連したバックナンバー
491 号(11/15 発売)
恐竜関心大国 日本と恐竜
世界中の子どもたちに人気がある恐竜。加えて日本は大人も恐竜好きが多い恐竜関心大国です。いま、鳥類は恐竜の子孫であるなど、大人たちが知っていた恐竜についての常識は大きく変わりました。
かつて、アジアとつ...
483 号(7/15 発売)
海洋生物国の小さな水族館
日本の近海には世界の海洋生物の15%が生息し、水族館の数も100 を超え世界一。多くの水族館が大型化する中、その対極には小さいけれどアットホームで愛される水族館があります。
愛知県蒲郡(がまごおり)市...
474 号(3/1 発売)
ふくしまの13年
東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故が起きて13年が過ぎます。今も福島の原発周辺の7町村には帰還困難区域があり、廃炉作業は最大の難関の燃料デブリの取り出しが始まらず、計画より遅れています。
さらに...
Webマガジン
バックナンバー記事が読める!
イベントレポートも充実!