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リトルプレス 繚乱!
ネット万能に見える時代に、紙でユニークな雑誌や本を発行する個人やグループ、「リトルプレス」の活動が花開いている。
「外国からの移住者が日本の木や林業を語る」「“街と山のあいだ”を思いつつ人生を考察」「純粋に漫画を楽しむ女だけのコミック冊子」「ツバメたちへ愛の冊子」「奇跡の積み重ねである日常を綴る」「大地の突端で、その魅力を発見し続ける」「時代や場所に左右されない暮らしを発掘」「食、100年の記憶を記録」などなど……。
どれも、発行者の尋常ではない興味、思いがけない動機や表現、加えて誌面のデザインもそれぞれに素敵だ。それゆえに、全国的に熱心な読者を持つ。
「リトルプレス」。発行の動機、冊子づくりの思想、取材や読者とのかかわり、その裏側も探った。百花繚乱、今号では8つの冊子を紹介します。あなたも、リトルプレスの世界を覗き、参加してみませんか?
『anaguma文庫』
静謐な日本語で林業の魅力をつづる
『mürren』
街と山をつなぐ。本質的なことこそ長く続く
『ポポコミ』
韓国、台湾、カナダへ羽ばたく「コミック」
『ツバメものしり帖』
鳥のお話会から生まれた、ツバメ尽くしの冊子
『itona』
暮らす喜びを伝えたい……全文を英語で併載
エッセイ from 北海道斜里町『シリエトクノート』
「知床」。尽きないネタ、多様性に感動
エッセイ from 盛岡『てくり』
本にはモノとしての価値、遅効の力がある
エッセイ from 沖縄『百年の食卓』
沖縄の“おばぁ”たち、
時代への光が散りばめられている言葉
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー メリル・ストリープ
- 2017年に米国のテレビで放映されるやいなや大ヒットし、ゴールデン・グローブ賞とエミー賞を総なめにしたドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』。ハリウッド人気俳優が豪華共演し、ドロドロの愛憎劇を繰り広げた本作品のシーズン2に登場したのはメリル・ストリープです。亡き息子を想う役柄に、4人の子をもつ母親の顔をのぞかせました。
- リレーインタビュー・私の分岐点浦浜アリサさん
- ファッション誌や広告などでモデルを務めるほか、さまざまなファッションショーに出演、活躍を続けている浦浜アリサさん。人生の分岐点は15歳の時、神戸コレクションに参加したこと。そこで現場に同行した祖母から、ある厳しい指摘を受けたと語ります。
国際記事
- あらゆる改革は夢想から始まる。「ユニバーサル・ベーシックインカム」の新しい旗手 歴史家 ルトガー・ブレグマン
- さまざまな研究結果、歴史的事実をもとに、ユニバーサル・ベーシックインカム(BI)の導入を提唱してきたルトガー・ブレグマン。日本でもその著書『隷属なき道』が大きな話題となり、BI論を世界的に牽引する立役者として知られています。ロンドンに向かう機上で、ビッグイシュー英国版のインタビューに答えました。
- 監督インタビュー『サウナのあるところ』
- 約550万人の人口に対し、およそ300万個のサウナがあると言われる北欧の国フィンランド。そんなフィンランドのサウナ文化をテーマにしたドキュメンタリー『サウナのあるところ』では、シャイで寡黙と言われるフィンランドの男性たちが、サウナの中で誰にも明かさなかった心の内をさらけ出す、感動的な姿を映し出します。
- WORLD STREET NEWS 世界短信
連載記事
- 被災地から
- ―― 「甲状腺がん・がんの疑い」正確な把握求めNPO会見
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- ―― 社会主義国イギリス誕生
- コミック マムアンちゃん
- ―― ウィスット・ポンニミット
- ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
- 自分の考えや言葉に自信がもてません ☆ぶどう入りのブラマンジェ☆
- ビッグイシューアイ:台風・豪雨・地震……リアルタイムで建物被害を予測 世界初のウェブサイト「cmap(シーマップ)」
- 今年6月から、災害発生直後にどれだけの建物が被害を受けたかを予測し、地図上に表示する世界初のウェブサイト「cmap」が公開されています。台風研究者の筆保弘徳さん(横浜国立大学准教授)と「cmap」を共同開発した、あいおいニッセイ同和損保の佐藤満さん、多嘉良朝恭さんに「cmap」の意義や使い方について聞きました。
- 宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ
- ―― ガリバー旅行記、小人と巨人 ゾウとネズミに比較してみたら
- 読者のページ My Opinion
今月の人
オーストリア『アプロポ』販売者 ソニア・ストックハマー
FROM EDITORIAL 編集後記
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『本 』に関連したバックナンバー
478 号(5/1 発売)
「はやぶさ2」。リュウグウの石は語る
2014年12月3日に旅立った「はやぶさ2」は、直径約900m の小惑星リュウグウへの約6年の旅を終えて、20年12月6日に帰還しました。
橘省吾(たちばなしょうご)さん(東京大学大学院理学系研究科宇...
475 号(3/15 発売)
生きのびるデザイン
資源を採掘し、モノを作り、捨てる「リニア(直線)型の経済」は、気候危機、資源の枯渇など地球環境に大きな負荷を与えてきました。それに代わって進められているのが、あらゆる段階で資源の循環的な利用を図る「サ...
474 号(3/1 発売)
ふくしまの13年
東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故が起きて13年が過ぎます。今も福島の原発周辺の7町村には帰還困難区域があり、廃炉作業は最大の難関の燃料デブリの取り出しが始まらず、計画より遅れています。
さらに...
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