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“大麻(アサ)”再発見
“薬物問題”だけが注目される「大麻」は、1万2千年前の中央アジアで農作物として栽培化され、日本でも約1万年前の縄文時代早期の鳥浜貝塚(福井県)で麻縄が出土。日常的には下駄の鼻緒の芯縄、漁網、畳糸、ロープなどに使われ、戦前の栽培面積は1万~2万haもあったが2015年には6haと激減。その背景には戦後米国占領下の「大麻取締法」や、生活様式の変化、化学繊維の台頭があった。
一方、世界で「大麻」は農作物として再発見され、繊維などの「産業用」をはじめ「医療用」「嗜好用」などで“グリーンラッシュ”が興っている。
無毒大麻「とちぎしろ」を開発した栃木県で、篠﨑茂雄さん(県立博物館)とアサ専業農家の大森芳紀さんに「大麻栽培の歴史と今」、また赤星栄志さん(日本大学生物資源科学部研究員)に「大麻の国内外での歴史と可能性」を聞いた。伝統的な「麻の葉模様」、世界の医療用大麻の動きも取り上げた。
今、植物資源としての「大麻」の可能性を考えたい。
鼻緒、漁網、ロープ、油、普段着……
縄文以来。植物資源「アサ」の物語
篠﨑茂雄さん
消えつつあるアサの魅力を伝えたい。
「麻垢」使ったアサ100%の紙で商品開発も
大森芳紀さん
紆余曲折、再びよみがえる農作物
今こそ大麻の活用を!
赤星栄志さん
〈エッセイ〉大麻博物館
800年伝えられてきた「麻の葉模様」
〈コラム〉医療用大麻とは何か?
苦しむ患者たちから始まった合法化運動
TOP INTERVIEW
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- ―― グローバルでなくなるグローバル経済
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- 読者のページ My Opinion
今月の人 社会貢献できる飲食店をするのが秘かな夢
Kさん
FROM EDITORIAL 編集後記
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