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コロナ禍を生きのびる
今、人々は生きる苦しさを強いられている。 解雇や派遣切りで“家”を失う人、休業手当のない非正規雇用者、パートの低賃金の仕事をも失う女性、仕事が激減したフリーランスや自営業者など、休業すれば生きていけず、休業しなければ感染と隣り合わせで働かざるを得ない人たち……。 コロナ感染の恐怖の下、4月からの緊急事態宣言以降「ステイ・ホーム」が叫ばれ、生活も経済活動も「自粛」を余儀なくされた。この「自粛」には、休業補償という生存保障も、素早くそれを支える社会的手当や制度もなかった。 この間、さまざまな人々の応援をしてきた、稲葉剛さん(つくろい東京ファンド)、藤田孝典さん(ほっとプラス)、竹信三恵子さん(ジャーナリスト)、中島真紀さんと浅葉めぐみさん(フードバンク関西)に、応援の現場で見えてきた“生きのびるのに必要な方途”について聞いた。 コロナ禍を生きのびる苦しさが社会を変える知恵と機会を生む。その道すじを探したい。
経済困窮は「災害」とみなすべき
稲葉 剛さん
底をつく預貯金、生活相談急増
藤田 孝典さん
“女性活躍小国”日本で起こっていること
竹信 三恵子さん
1214世帯へ、「コロナ禍・緊急食支援」
認定NPO法人 フードバンク関西
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー スペシャル企画:ありがとう、ボブ
- ビッグイシュー英国版の元販売者ジェームズ・ボーエンが路上で出会い、ホームレス状態や薬物依存から抜け出すきっかけとなったストリート・キャット「ボブ」。今年6月に不慮の交通事故に遭い、天国へと旅立ちました。ボーエンが英国版に寄せたエッセイ、読者からの追悼メッセージをお届けします。
- リレーインタビュー・私の分岐点玉川 奈々福さん
- 1995年、二代目玉川福太郎に入門。三味線修業の後、01 年から浪曲師として活動。自作の新作や長編浪曲も手掛けるなど、浪曲界をリードし続ける玉川奈々福さん。元々は書籍の編集者だったという奈々福さんが、なぜ浪曲の世界に? 意外な分岐点を語ります。
国際記事
- 米軍は、世界最大の温室効果ガス排出者
- 加速する気候危機に対し、世界で最も温室効果ガスを排出している組織「米軍」の存在はあまり知られていません。京都議定書の合意により、最も信頼される気候変動の報告書でも計算対象外とされ、米国も排出量を公開していません。米ルイス&クラーク大学のマーティン・ハートランズバーグ名誉教授(経済学)によるレポートをお届けします。
- WORLD STREET NEWS 世界短信
国内記事
- 表現する人:人の心は虫に似ている、弱虫な心も臆病さも愛しい―川越ゆりえさん
- 人の感情や心の動きを、擬人化ならぬ“擬虫化”し、幻想的な「仮想の虫」からなる標本作品を創り出してきた、アーティストの川越ゆりえさん。代表作《弱虫標本》や《嫉妬》《それでも僕らは嘘をつく》など、一見ネガティブな感情から生まれた作品に川越さんが込めた“肩の力を抜いて生きられる世の中”への思いとは?
連載記事
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- 英国の階層社会化がもたらしたか、ブレグジット
- コミック マムアンちゃん
- ウィスット・ポンニミット
- ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
- 難病の友人にどう寄り添えば ☆ ゆで卵と枝豆ペーストの一口サンド ☆
- 宇宙・地球・人間 池内了の市民科学メガネ
- 人間の冬眠は可能なのか?
- 読者のページ My Opinion
販売者に会いにゆく
ドイツ『ヒンツ&クンスト』 トーマス
FROM EDITORIAL 編集後記
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2022年の日本のジェンダーギャップ指数は146ヵ国中116位、主要先進国では最下位である。今、世界の各地でフェミニズム・リブート(再起動)が起き、日本でも20~30代の若い女性たちが中心になって行動...
434 号(7/1 発売)
ふり返る、コロナ政策の費用と効果
2020年4月、新型コロナ感染症の緊急事態宣言が出されました。以来4回の発出を経て東京では259日間を記録しました。しかし、まだ収束は見えません。感染者も920万人を超え、死者は約3万1000人を数え...
416 号(10/1 発売)
貧困緊急事態 ――コロナ禍の1年半に
1年半余のコロナ禍の中、貧困問題も極まってきている。
稲葉剛さん(つくろい東京ファンド代表理事)は、自宅を失くした人などへの緊急支援をしながら、多くの支援団体とともに、国や自治体へ住居確保給付金や生活...
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406 号(5/1 発売)
コロナ禍で考えた“民主主義”
2020年3月11日、WHOの宣言以来1年余り、新型コロナのパンデミックは続く。市民はマスク・手洗い・三密回避を身につけ、ステイホーム・外出自粛などの呼びかけに進んで協力してきた。しかし、4月に入って...
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468 号(12/1 発売)
廃屋DIY
いま、空き家は日本全国でおよそ846万戸以上。しかも、壁が崩れ、床が抜けたような「廃屋」が増えつつあり、これから日本は〝世界一の空き家大国〟になるとも言われている。
そんな中、廃屋をDIYで改修するこ...
447 号(1/15 発売)
南極と人類の未来
南極で失われる氷が主要因となって、21世紀末までに地球の海水準が2m近く上昇する可能性がある――。
2021年、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が発表した報告書は、世界に大きな衝撃を与えた。
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