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コロナ禍で考えた“民主主義”
2020年3月11日、WHOの宣言以来1年余り、新型コロナのパンデミックは続く。市民はマスク・手洗い・三密回避を身につけ、ステイホーム・外出自粛などの呼びかけに進んで協力してきた。しかし、4月に入って、減らない感染者を抑えるため「まん延防止等重点措置」を適用したにもかかわらず感染爆発、3度目の緊急事態宣言が出された。この間の感染者は約54万人、死者約9700人、行政は市民への外出“自粛”と見回りという“監視”をくり返しているだけのようだ。
そこで、日本の社会について深く考える7人の方に、コロナ禍で「民主主義について考えたこと」の執筆をお願いした。移動・集まる・対話の自由、声を上げる過程での平等、国民vsピープル、じんわりした社会参加、子どもたちの学ぶ権利、言葉への信頼回復、個人主義と対話の尊重などの提案がなされた。
コロナ禍の収束を見通せないなか、これをヒントに私たちの“民主主義”に生かしていく方途を考えてみたい。
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー 柳楽優弥&田中泯
- 世界にその名を轟かせる画家・葛飾北斎。彼はいったいどのような時代を生き、そして何を描こうとしたのでしょうか。映画『HOKUSAI』で、稀代の絵師の青年期を演じた柳楽優弥と、老年期を演じた田中泯の二人が、北斎の描こうとした“自由への思い”を語ります。
- リレーインタビュー・私の分岐点高橋久美子さん
- 半径200mにもできることはある。視点が変わる時がターニングポイント
国際記事
- 「気候危機で問題なのは人間の存在でなく行動」グレタ・トゥーンベリ
- スウェーデンで成人となる18歳の誕生日を、グレタ・トゥーンベリが迎えました。コロナ禍で大規模デモは難しいですが、トゥーンベリが始めた気候危機を訴える運動「FridaysForFuture」はSNSなどを通じて世界各国で続けられています。学校ストライキと怒りのスピーチから2年あまり。自身のこと、大学進学や現在の心境について語ります。
- コロナ禍で世界に浸透「コミュニティ・フリッジ」
- 街中に設置され、誰でも食べものを寄付したり受け取ることができる“地域の冷蔵庫”が各国で広がっています。4人に1人が日々の食料に困っているという米国デンバーで、地元ストリート誌が取材しました。
- WORLD STREET NEWS 世界短信
国内記事
- 森の案内人:三浦豊
- 春から初夏の森。木々が1年の方針を決める
連載記事
- 原発ウォッチ
- 東海第二発電所に運転差し止め判決
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- GDP成長率は前年同期比と前期比違いにご用心
- 雨宮処凛の活動日誌
- 女性のための相談会に122件の相談
- ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
- 一つのことが長続きしません☆ほたるイカのにんにく炒め☆
- 読者のページ My Opinion
販売者に会いにゆく
イギリス『ビッグイシュー英国版』マイケル・コステロ
FROM EDITORIAL 編集後記
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『田中泯 』に関連したバックナンバー
『コロナ禍 』に関連したバックナンバー
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448 号(2/1 発売)
フェミニズムの来た道
2022年の日本のジェンダーギャップ指数は146ヵ国中116位、主要先進国では最下位である。今、世界の各地でフェミニズム・リブート(再起動)が起き、日本でも20~30代の若い女性たちが中心になって行動...
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416 号(10/1 発売)
貧困緊急事態 ――コロナ禍の1年半に
1年半余のコロナ禍の中、貧困問題も極まってきている。
稲葉剛さん(つくろい東京ファンド代表理事)は、自宅を失くした人などへの緊急支援をしながら、多くの支援団体とともに、国や自治体へ住居確保給付金や生活...
『山極寿一 』に関連したバックナンバー
『香山リカ 』に関連したバックナンバー
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496 号(2/1 発売)
平和への準備をしよう
昨年末、日本原水爆被害者団体協議会はノーベル平和賞を受賞、日本の市民の平和への努力が、世界で認められました。しかし、日本では憲法を変えることもなく、国会審議も尽くされず、戦争のできる国へと変えられつつ...
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493 号(12/15 発売)
小さな私の習慣
あなたは、何か小さな習慣をもっていらっしゃいますか?
そうとは意識していなくとも、たとえば、朝起きた時から就寝までなんとなく、毎日、毎週、毎月、あるいは季節ごとや、1年ごとに、決まってされることはあ...
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490 号(11/1 発売)
変えよう!避難所生活
いま奥能登では1月の地震に続き、遅れている復旧の中、9月には再び豪雨災害が。20を超える河川氾濫などが被災住民を打ちのめし、ようやく入居できた仮設住宅でも被害が発生しました。
日本は世界有数の「災害大...
『斎藤環 』に関連したバックナンバー
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491 号(11/15 発売)
恐竜関心大国 日本と恐竜
世界中の子どもたちに人気がある恐竜。加えて日本は大人も恐竜好きが多い恐竜関心大国です。いま、鳥類は恐竜の子孫であるなど、大人たちが知っていた恐竜についての常識は大きく変わりました。
かつて、アジアとつ...
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472 号(2/1 発売)
マンガで、社会の問題を読む
文学作品に比べ、マンガは単なる暇つぶしと思われている節があります。
しかし、20代の終わりに大学院で研究テーマを近現代文学からマンガに変更、その後15年近くマンガを読み続けてきたトミヤマユキコさん(東...
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466 号(11/1 発売)
スポーツを文化にする
今もなお、スポーツには「厳しい練習に耐えて、勝利を勝ち取る」
という固定概念がある。その背景には、1964年の
東京五輪の〝勝利至上主義〟があるのではないか?
多様な人とスポーツを楽しめる喜びと、社...
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