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海を選んだ哺乳類
日本周辺海域には約40種のクジラやイルカが棲んでいるといいます。けれども、アザラシ、ジュゴンなどを含む、世界の海に生息する哺乳類(海獣)の生態はまだよくわかっていません。ところが、年間300件ほどの死体が、日本列島の沿岸にストランディング(漂着・座礁など)します。
田島木綿子さん(国立科学博物館)は、打ちあがったこれら約2000個体を解剖し、その死因などを究明してきました。田島さんは海獣たちを敬意と親しみを込めて「陸上生活から再び海に戻った“変わり者”」と呼んでいます。
松田純佳さん(NPO法人ストランディングネットワーク北海道)は、学生としてイルカやクジラの食性について胃の内容物を調べてきました。その中で、ストランディング調査を仕事にしたいという夢を持ちNPO法人を立ち上げました。
海獣たちはなぜ陸を捨て、どのように海に適応し生きているのでしょう? そんな問いを胸にストランディング調査と研究にいそしむ、田島さん、松田さんに話を聞きました。
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー AI
- 「ハピネス」や「Story」ほかヒット曲多数、ソウルフルな歌声で幅広い世代に知られる歌手AIさん。米国生まれ・鹿児島育ち、さまざまなルーツをもつ人たちに囲まれて育ったAIさんが歌に込める「平和」への願い、ソーシャルな活動の根底にある思いについても聞きました。
- リレーインタビュー・私の分岐点書家 上籠鈍牛さん
- 書道は黒ではなく"白の芸術" 字を読むのが困難だから、美しく見えた
国際記事
- 2つの未来シナリオ――2050年のある日
- 今年2月末に公表された国連「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の最新報告書で「地球温暖化は人間の活動が原因」と明言されました。昨年11月、国連気候変動会議(COP26)の自国開催にあわせて『ビッグイシュー英国版』は、学術研究機関「UKリサーチ・イノベーション」の協力を得て、科学的予測をもとに2つの未来シナリオを描きました。あなたはどちらの世界を望みますか?
- 『カモン カモン』マイク・ミルズ監督
- 『ジョーカー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックス主演の映画『カモン カモン』。突如、甥っ子ジェシーの面倒を見ることになった伯父ジョニーは、子育ての難しさに戸惑いながらも互いに心を開いていきます。監督が語る思いとは?
- WORLD STREET NEWS 世界短信
連載記事
- 原発ウォッチ!
- 柏崎刈羽原発、施設支える杭が損傷
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- プーチン大統領の「パレート最適」破り
- 雨宮処凛の活動日誌
- 中国・「寝そべり族」による『寝そべり主義者宣言』を入手
- ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
- 年相応の雰囲気を出したいです ☆ バリバリせんべいのカナッペ ☆
- ウクライナ危機の今こそ、核兵器廃絶の声を上げたい――川崎哲さん
- ウクライナ危機が、核戦争に発展するのではないか――。悪夢のようなシナリオに世界中が脅かされる今、「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の国際運営委員も務める、川崎哲さん(ピースボート共同代表)に話を聞きました。
- 読者のページ My Opinion
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米国『リアル・ライフ』ローズ・ガスコン
FROM EDITORIAL 編集後記
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『AI 』に関連したバックナンバー
『海 』に関連したバックナンバー
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491 号(11/15 発売)
恐竜関心大国 日本と恐竜
世界中の子どもたちに人気がある恐竜。加えて日本は大人も恐竜好きが多い恐竜関心大国です。いま、鳥類は恐竜の子孫であるなど、大人たちが知っていた恐竜についての常識は大きく変わりました。
かつて、アジアとつ...
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483 号(7/15 発売)
海洋生物国の小さな水族館
日本の近海には世界の海洋生物の15%が生息し、水族館の数も100 を超え世界一。多くの水族館が大型化する中、その対極には小さいけれどアットホームで愛される水族館があります。
愛知県蒲郡(がまごおり)市...
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474 号(3/1 発売)
ふくしまの13年
東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故が起きて13年が過ぎます。今も福島の原発周辺の7町村には帰還困難区域があり、廃炉作業は最大の難関の燃料デブリの取り出しが始まらず、計画より遅れています。
さらに...
『監督インタビュー 』に関連したバックナンバー
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497 号(2/15 発売)
対話から回復へ オープンダイアローグの10年
統合失調症や双極症、うつ病、ひきこもり、認知症、発達障害……。こうした生きづらさに苦しむ人たちが、薬物も入院も最低限に、もしくは必要とすらせず、ただ“対話”だけで回復する「オープンダイアローグ(OD)...
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496 号(2/1 発売)
平和への準備をしよう
昨年末、日本原水爆被害者団体協議会はノーベル平和賞を受賞、日本の市民の平和への努力が、世界で認められました。しかし、日本では憲法を変えることもなく、国会審議も尽くされず、戦争のできる国へと変えられつつ...
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489 号(10/15 発売)
幸せのアーバンファーミング
駅前に、ビルの屋上に畑が生まれています。街で農的なライフスタイルを楽しむ「アーバンファーミング」の風景です。
世界を見渡せば、ドイツのクラインガルテン(小さな庭)では約500万人が野菜を育て、2020...
『ウクライナ 』に関連したバックナンバー
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452 号(4/1 発売)
非戦のリアル
昨年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻から始まった戦争。この時代にまさかこんな戦争が起きるのか!と衝撃を受けた人は多かったでしょう。
しかし戦争は1年を経た現在も継続し、ウクライナの市民はもとより...
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448 号(2/1 発売)
フェミニズムの来た道
2022年の日本のジェンダーギャップ指数は146ヵ国中116位、主要先進国では最下位である。今、世界の各地でフェミニズム・リブート(再起動)が起き、日本でも20~30代の若い女性たちが中心になって行動...
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442 号(11/1 発売)
幸せ呼ぶ、子育て支援
いま、日本の出生率は1・30(2021年)。これが最も低かったのは2005年の1・26。最高は団塊の世代が生まれた第1次ベビーブーム(1947~49年)の4・3~4・5だった。
子育て支援の役割は「次...
『戦争 』に関連したバックナンバー
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485 号(8/15 発売)
あした美術館へ
かつて特権階級だけが楽しんだ美術品鑑賞、今や誰でも名作を楽しめる時代に。美術館を使って新しい出会いを楽しんでいる人々もいます。
まず、note(ウェブサイト)に美術館や展覧会、学芸員の仕事などについて...
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460 号(8/1 発売)
知らなかった、戦争PTSD
トラウマやPTSD(心的外傷後ストレス症)という言葉が日本社会で一般的になったのは、1995年の阪神・淡路大震災以後のことだった。一方、欧米では第一次世界大戦の神経症やベトナム帰還兵のPTSDの問題が...
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429 号(4/15 発売)
恐れない都市「フィアレス・シティ」
今、世界では1500以上の都市が、一度民営化された公共サービスを再び公営化させています。岸本聡子さん(トランスナショナル研究所)は「2010年以降、欧州の自治体では水道事業の『再公営化』が加速。エネル...
『地球温暖化 』に関連したバックナンバー
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491 号(11/15 発売)
恐竜関心大国 日本と恐竜
世界中の子どもたちに人気がある恐竜。加えて日本は大人も恐竜好きが多い恐竜関心大国です。いま、鳥類は恐竜の子孫であるなど、大人たちが知っていた恐竜についての常識は大きく変わりました。
かつて、アジアとつ...
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462 号(9/1 発売)
古気候学と“気候危機”
今年の夏は“危険”な暑さが続いた。20世紀後半に指摘され始めた地球温暖化問題は、広く社会に受け入れられるまで半世紀以上かかった。また、歴史時代には大気中の二酸化炭素(CO₂)濃度が今より高い状態が存在...
『気候変動 』に関連したバックナンバー
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462 号(9/1 発売)
古気候学と“気候危機”
今年の夏は“危険”な暑さが続いた。20世紀後半に指摘され始めた地球温暖化問題は、広く社会に受け入れられるまで半世紀以上かかった。また、歴史時代には大気中の二酸化炭素(CO₂)濃度が今より高い状態が存在...
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444 号(12/1 発売)
“片づけ”楽しい時間を生む
年の暮れ。いつも散らかっている、あのスペース、あの部屋。それはあなたの気持ちの重荷になっていないでしょうか? 散らかりの度合いが大きいほどストレス反応も大きくなり、集中力が低下するとも言われています。...
『川崎哲 』に関連したバックナンバー
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