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No.430
THE BIG ISSUE JAPAN430号
¥ 450
“カビ”の世界
これから暖かくなってくると、カビと遭遇する機会が増えます。
カビは酵母、キノコとならんで菌類に分類されます。酵母は酒や醤油、味噌づくりに欠かせない“食べられるカビ”。ですが、浴室などに生えるカビなどは忌み嫌われています。50年ほど前から、私たちの住まいは冬でも暖かく快適になりました。この環境を好むカビが増えていると、浜田信夫さん(大阪市立自然史博物館外来研究員)は言います。浴室やエアコンなどのほか、スマホ、冷蔵庫の自動製氷機の氷、金管楽器、航空機の燃料タンクなど、思わぬところに生えます。
水回りに生えるカビ「Oフミコーラ」の出自を探し求めて世界各地を駆け回り、10年がかりでカビの起源を「亜熱帯の石灰岩地帯」と突き止めた浜田さんに“カビ”の世界について聞きました。また、4人の中学生が水筒に生えるカビなどを、浜田さんのサポートで研究し、その成果を2つの論文に仕上げました。その一人で、今は高校生の小林貴咲さんに話を聞きました。
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー オードリー・ヘプバーン
- 永遠の妖精、時代を超えるファッションアイコン、愛と美のミューズ……。俳優オードリー・ヘプバーンを彩る形容詞には事欠きません。その死から約30年を経てもなお、世界中で愛され続けている彼女の人生が、長編ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』として蘇りました。
- リレーインタビュー・私の分岐点高橋翔さん
- 明治から続く注文紳士服店「銀座 髙橋洋服店」の5代目として、マスターカッター(裁断師)を務める高橋翔さん。分岐点となったのは同店に入社後、イタリアへ留学したこと。高橋さんはそこで日本と異なるイタリアの服作りに魅了され、3年の修行生活を送ります。しかし帰国後、4代目である父親と激しく衝突してしまいます。果たして、その理由とは?
国際記事
- 米国
- 住まいや来歴にかかわらず雇用する「地域清掃会社」
- WORLD STREET NEWS 世界短信
国内記事
- 18歳成年。「未成年者取消権」が使えなくなるから気をつけて!
- 民法の改正により、2022年4月1日から日本では「成年」になる年齢が20歳から18歳へと引き下げられました。18歳成年の施行によって、どのような影響があるのでしょうか。学校現場での法教育にも携わる弁護士の市村和也さんに聞きました。
連載記事
- 原発ウォッチ!
- ロシア軍がウクライナの原発2ヵ所占拠
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- 経常収支赤字国になる?
- 雨宮処凛の活動日誌
- ウクライナ人道支援「PLAY FOR PEACE」
- ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
- 彼女が待ち合わせ時間に遅れます ☆ 長芋焼き ☆
- 食を確保し、安全守る「種子条例」。31道県で制定
- これまで「公共のもの」として守られていた日本の種子をとりまく状況が、大きく変わりつつあります。2018年4月に主要農作物種子法(種子法)廃止。それに続き、20年12月に成立した改定種苗法が今年4月1日から完全施行されました。大きな変化の荒波を受ける種子について、日本の種子(たね)を守る会事務局の杉山敦子さんに聞きました。
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