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ふり返る、コロナ政策の費用と効果
2020年4月、新型コロナ感染症の緊急事態宣言が出されました。以来4回の発出を経て東京では259日間を記録しました。しかし、まだ収束は見えません。感染者も920万人を超え、死者は約3万1000人を数えます。(22年6月現在)
今いったんコロナ政策をふり返っておくことが必要ではないでしょうか? 原田泰さん(名古屋商科大学ビジネススクール教授)は、それがたとえ後知恵であったとしても、次に来るパンデミックなどに対しての備えになるだろうと言います。
原田さんは、20年度の国のコロナ予算(77兆円)をベースに、使われた費用とその効果について検証を試みています。たとえば、国境検疫、緊急事態宣言、10万円給付、クラスター対策、PCR検査、医療資源の動員体制、ワクチン接種、コロナ不況対策……。
コロナ禍は私たちに政治の重要性を感じさせました。政府が直接、人々の所得を左右することになったからです。原田さんに話を聞きながら、この2年余りの経験を未来への踏み台にしたい。
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国際記事
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- 読者のページ My Opinion
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フェミニズムの来た道
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416 号(10/1 発売)
貧困緊急事態 ――コロナ禍の1年半に
1年半余のコロナ禍の中、貧困問題も極まってきている。
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406 号(5/1 発売)
コロナ禍で考えた“民主主義”
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