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コロナ禍、医療崩壊と再生
新型コロナに感染、重症化しても治療を受けられない。2020年コロナ禍の発生以来、私たちは医療崩壊の現実にくり返し直面、実感してきた。その大きな原因は「医師不足」と「公立・公的病院の不足」であるという。
病院勤務医の約4割の人は過労死ラインを超え勤務している。日本 の人口あたりの医師数をOECD 平均のレベルにするには10万人以上の増員が必要となっている。また、コロナ禍で最も多くの病床を確保してきた公立・公的病院は、日本ではわずか20%しかない(ドイツやフランスは50%以上)。なのに、公立・公的病院の統廃合、独立行政法人化(実質的には民営化)が進められようとしている。
医療再生の道を探るため、ジャーナリストの和田秀子さんによる医療崩壊の現場取材レポートを紹介。植山直人さん(「全国医師ユニオン」代表)に「医師の不足と“超” 長時間労働」について、本田宏さん(NPO法人「医療制度研究会」副理事長)に「日本の医療、再公営化の必要性」について聞いた。
TOP INTERVIEW
- スペシャルインタビュー ミューズ / マット・ベラミー
- 英国を代表するロックバンドとして不動の人気を集め続けるミューズ。ボーカルのマット・ベラミーは、故郷の英国を離れたまま、コロナ禍で長期にわたり米国に滞在。2021年1月6日、米国連邦議会議事堂が2000人以上もの群衆によって襲撃された際には、ロサンゼルスの自宅で騒動の行方を見守っていました。折りしも9枚目のアルバム作りに取りかかったところで、この滞在経験が最新アルバムに結びつき、後のビッグイシューとのコラボレーションにもつながったと語ります。
- リレーインタビュー・私の分岐点柳美里さん
- 2019年『Tokyo Ueno Station(JR上野駅公園口)』が全米図書賞を受賞するなど、世界的な活躍を続ける作家の柳美里さん。人生の分岐点となったのは2011年3月11日の東日本大震災。福島に通うようになった柳さんが移住を決意した、そのわけとは?
国際記事
- ロシア、草原を再生し気候変動に抗う、自然保護区の挑戦
- かつては草原が広がっていたというシベリアでは、永久凍土が解け始め、大量の二酸化炭素が発生、温暖化の進行を促進しています。この地で保護区を管理するジモフ親子は「さまざまな種類の草食動物を増やす」という意外な方法で、問題の解決に取り組んでいます。
- WORLD STREET NEWS 世界短信
国内記事
- 表現する人:おりぐちだい さん
- カワイイけど意外とリアルな「封筒魚」
連載記事
- 浜矩子の新ストリート・エコノミクス
- 今ほしい、金の凧と銀の風
- コミック マムアンちゃん
- ウィスット・ポンニミット
- ホームレス人生相談 × 枝元なほみの悩みに効く料理
- 食べきれないほどお菓子を買います ☆ポテチサラダ☆
- フードバンク関西、コロナ禍で子育て世代の直接依頼が増加
- コロナ禍の2年半、20年にわたって“食支援”を続けてきた「フードバンク関西」の活動にはどのような変化があったのでしょうか。また物価高騰が暮らしを直撃している今、どのような声が届いているのか。代表理事の中島眞紀さんに話を聞きました。
- 池内了の市民科学メガネ
- 熱中症と低体温症
- 読者のページ My Opinion
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セルビア『リツェウリツェ』アニカ・レクポ
FROM EDITORIAL 編集後記
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『コロナ禍 』に関連したバックナンバー
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フェミニズムの来た道
2022年の日本のジェンダーギャップ指数は146ヵ国中116位、主要先進国では最下位である。今、世界の各地でフェミニズム・リブート(再起動)が起き、日本でも20~30代の若い女性たちが中心になって行動...
416 号(10/1 発売)
貧困緊急事態 ――コロナ禍の1年半に
1年半余のコロナ禍の中、貧困問題も極まってきている。
稲葉剛さん(つくろい東京ファンド代表理事)は、自宅を失くした人などへの緊急支援をしながら、多くの支援団体とともに、国や自治体へ住居確保給付金や生活...
406 号(5/1 発売)
コロナ禍で考えた“民主主義”
2020年3月11日、WHOの宣言以来1年余り、新型コロナのパンデミックは続く。市民はマスク・手洗い・三密回避を身につけ、ステイホーム・外出自粛などの呼びかけに進んで協力してきた。しかし、4月に入って...
『和田秀子 』に関連したバックナンバー
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453 号(4/15 発売)
わたしの隣人、人権はどこに
さまざまな国から生きのびるため日本に逃れ、私たちの隣で暮らす外国の人たちは今、どのように生活しているのだろうか。
政治的に不安定な母国へ帰国できないなどの事情を抱えているが、日本政府から滞在許可がおり...
452 号(4/1 発売)
非戦のリアル
昨年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻から始まった戦争。この時代にまさかこんな戦争が起きるのか!と衝撃を受けた人は多かったでしょう。
しかし戦争は1年を経た現在も継続し、ウクライナの市民はもとより...
450 号(3/1 発売)
ふくしまの12年 わたしができることをする
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政府は今年春から夏頃に、この大量の汚染水を海洋放出する準備を着々と進めています。しかし、汚染水は今後も増え続け、薄めて海に...
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