販売者に会いにゆく (旧・今月の人)
東京『ビッグイシュー日本』販売者 S・Kさん
ラーメン屋、造園、清掃の仕事も掛け持ち
いつか小さな店かキッチンカーで料理を出したい
S・Kさんが本欄に登場するのは、実に11年ぶり。205号(2012年12月15日/完売)の本欄では、フレンチとイタリアンのレストランで計20年ほどのキャリアがある料理人だった経歴や、必死で貯めた開業資金を友人に持ち逃げされた過去を教えてくれた。
当時、ビッグイシューを販売中に知り合いが偶然通りがかり、その紹介で週末にラーメン屋の手伝いを始めたという話もされていたが……。
「その時のラーメン屋さんには、今も毎週土曜日に手伝いに行っています。厨房でラーメンだけでなく、餃子やチャーハンも作っているんです。やっぱり調理の仕事が好きなんですよね。厨房からしばらく離れていた時期があっても、大事な包丁だけはずっと持っていました。身体がちゃんと使い方を覚えていたんですよね」
ラーメン店でいっしょに働くスタッフの人たちとは仲が良く、この間はみんなで初めてブラックバスを釣りに行ったのだと楽しそうに話すKさ...
※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。
この記事が掲載されている BIG ISSUE
462 号(2023/09/01発売)
特集古気候学と“気候危機”
スペシャルインタビュー:羽生善治
リレーインタビュー:今成夢人さん