販売者に会いにゆく (旧・今月の人)

『リツェウリツェ』販売者 ドゥブラフカ・コヴァチェヴィッチ

仲間と苦楽をともにしながら、娘と二人暮らし
気が滅入る時も、販売すると笑顔が戻ってくる

『リツェウリツェ』販売者 ドゥブラフカ・コヴァチェヴィッチ

ドゥブラフカ・コヴァチェヴィッチが、セルビアのベオグラードで『リツェウリツェ』の販売者となってもう2年になる。パティシエやマッサージ師の資格を持っているが、健康上の理由から働けなくなってしまった。だが『リツェウリツェ』で働き始めて、定期的な収入と他の同僚やお客さんとの社交の場を取り戻し、今、心は前向きだという。

 パティシエになる学校を卒業したものの、甲状腺の病を患い、今は『リツェウリツェ』の販売に携わっています。昨年の夏、同僚のミラがこの雑誌を売っているのを見かけたのが始まりでした。当時は扶助と掛け持ちの仕事で、娘となんとか暮らしていました。その時と比べれば経済的な状況も良くなりましたし、何よりどこかに属しているという安心感があります。
『リツェウリツェ』は私の第2の家であり平安の源です。コーディネーターのヴァニャとネヴェナは必要な時いつもそばにいてくれますし、ゴラン、スロボダン、...

続きは、本誌をご覧ください

『リツェウリツェ』
1冊の値段/200セルビア・ディナール(そのうち半分が販売者の収入に)
発行頻度/月刊
販売場所/ベオグラードほか

Text: Kristina Rajić, Liceulice/INSP/編集部

Photo: Sara Ristić

※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。

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