販売者に会いにゆく (旧・今月の人)
『ビッグイシュー・オーストラリア版』販売者 ホリー・P
慢性的な痛み、PTSDがあっても雑誌を販売。
「多くの人に支えられ、最良の人生を歩んでる」
ブリスベン中心部などで『ビッグイシュー・オーストラリア版』を販売するホリー・P。持病とつき合いながら、ボランティアや水泳なども楽しむ彼女が、1週間の過ごし方について語った。
月曜 朝はロイヤルブリスベン病院で9時から13時までボランティアをしています。書籍を押し車に載せて病室を回ったり、患者さんのために洗濯をして、コーヒーを買ったり、ただ話し相手になったり……。とてもやりがいがあります。午後からは水泳を楽しむことも多いですね。慢性的な痛みを抱えているから、水の中で思う存分身体を伸ばしてリラックスしているんです。
火曜 ビッグイシューを販売しています。朝7時には市内へ行くバスに乗って、仕入れ先である教会を目指します。そこで(スタッフの)ルーやロクシーとおしゃべりを交わしたら、販売場所へ。人の流れを見ているのは楽しいですよ。時に足を早める人々の人生に、思いを馳せる――この仕事は私にとても合...
※掲載内容は取材当時のもののため、現在と異なる場合があります。
この記事が掲載されている BIG ISSUE
482 号(2024/07/01発売)
特集“選挙”の季節に
スペシャルインタビュー:ジュリアン・ムーア
リレーインタビュー:萩原智子さん